最近になって、カジノの含む統合型リゾート(Integrated Resorts)の設置に向けた議論が活発に行われ、先月閉会した国会でも議員立法によるカジノ解禁に向けたIR推進法案が審議入りしました。この法案については継続審議となり、秋の臨時国会で成立にむけた議論がされることになります。
安倍首相はカジノを含む特定複合観光施設(IR)を今後の日本の成長戦略の目玉として検討していく考えを表明していますし、ご自身が去る5月30日にシンガポールのマリナベイサンズのカジノを視察したことで、その本気度を示しました。
ところで、日本ではカジノは昔から射幸心をあおるギャンブルの代名詞のような扱いをされ、カジノ解禁の議論をすること自体がタブー視されてきました。しかし私自身は昔から、パチンコはカジノ以外の何物でもないと感じていましたし、パチンコはOKなのにカジノはダメという日本独特の理屈がどうしても理解できませんでした。(おそらく外国の方が日本のパチンコ店を見たらカジノとどう違うのかがわからないのではないでしょうか。)
私はパチンコが悪いとは思いませんし、ギャンブルが悪いとも思いません。大の大人が自己責任に基づいておこなっていることなのですから。
ところで、近年のマカオの凄まじい発展はカジノ抜きには語ることができません。シンガポールでも観光客誘致の大きな武器として二つのカジノの存在が大きく貢献しています。私はシンガポールにカジノができたことによって治安が悪化したというような話をこれまで聞いたことがありません。要は法整備や仕組みづくりをしっかりしておけば、治安悪化や環境悪化などの一般的に心配されているような事柄は防げるのではないかと思うのです。
日本の社会は既に成熟していますので、いま現在、成長する分野を見つけるのが難しい状況です。しかし、カジノをいま日本にある豊富なインフラと繋げて活用することで大きな起爆剤として活かしていく方法はあると思います。
特に大阪がオリンピック誘致のために埋め立てをして、負の遺産の代名詞のような扱いを受けてきた埋立地(夢洲)はUSJとも近く抜群の立地条件です。また、24時間運用の関西国際空港や神戸空港などもフルに活用することができます。
観光客の誘致の切り札としても、また外国人に日本に来ていただくひとつの機会としても、カジノ解禁にはとても大きなチャンスを感じます。さらに、日本の多くの人たちがそこから得る利益を享受することができる可能性もあるのではないかと思います。

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