アジア最大のLCC「エアアジア」が経営難に陥っているスカイマークへの出資を検討しているとの記事が新聞に掲載されていました。エアアジアは楽天やノエビアなど共同で会社を設立しており、来年から日本の国内線に再参入することを表明しています。
エアバスがA380の契約解除を通告する前に、スカイマークに対して大手航空会社の傘下に入るように要請し、スカイマークがこれを断ったとの情報がありましたが、よく考えると今回の流れはエアバスが描いた筋書通りにことが運んでいるような気がしてなりません。
なぜならば、エアアジアはエアバス機を多数保有しており、スカイマークを取り込むことでボーイング737型機を主体に運行しているスカイマークの後継機にエアバス機を導入させるチャンスを得ることができます。また、スカイマークが羽田に持っている発着枠をエアアジアが獲得することができれば、多くのエアバス機を日本の空に飛ばすことができるのです。(日本市場ではボーイングに圧倒的に後塵を拝しています。)
日本の航空行政の下では、海外の航空会社が羽田の発着枠を直ぐに獲得することは容易ではありません。スカイマークも苦労に苦労を重ねた上に、獲得してきた貴重な発着枠なのです。それを出資という形で短期間で獲得できれば、国内線成功への道は大きく開かれます。
話は変わりますが、楽天・ノエビア・スカイマークの3社に共通している点があります。それは、いずれも神戸にゆかりのある会社だということです。スカイマークに関しては、神戸空港の発着便の3分の2を同社が占めている状況です。関西空港と伊丹空港がコンセッションにより、運営権が売却される見通しとなった中で、やや置いてけぼりの感がある神戸空港にとっては、今回の件はチャンスとなるかもしれません。
エアアジアのトニーフェルナンデス社長も、都心から近くて便利な神戸空港の使い勝手を評価していると聞きます。個人的にはエアアジアの力で、神戸空港にとっては悲願である発着枠の制限撤廃(30枠のうち29枠を使用中)と国際線の発着解禁を是非実現してほしいと願っています。
エアアジア1

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