シンガポールのインフレ率について

先日、インドのモディ首相が訪日されました。また、先週末には安倍首相がバングラデシュとスリランカを訪問されました。
インドとバングラデシュは、圧倒的な人口を有しており人口構成も若い国ですので、今後、大きな経済発展が見込まれています。特にインドは、モディ首相が就任してからは、州知事時代の経済政策の成功を国家レベルでも成功させるのではないかという期待感から、インドの株価指数は大幅に上昇しています。気になったので、インドのインフレ率を調べてみたところ、過去5年間で9%~13%の上昇をしており、仮に10%の物価上昇が5年間続くと、物価が約1.6倍になってしまう計算です。これは、それだけインドの貨幣の価値が下がってしまうことを意味しています。
私が住んでいるシンガポールは、過去5年間のインフレ率の平均が3.1%です。仮に5年間に渡りこの物価上昇率が続くとすると、16%も物価が上昇することになります。(ちなみに、日本は過去5年間の平均はマイナスでした。)
つまり、物価上昇をしている国では貨幣のみで資産を保有していると、知らないうちにその資産価値が減少してしまうのです。貨幣以外のどの資産で保有するのかはよく検討する必要がありますが、資産保全のためには、何らかのかたちで投資をすることを避けて通れないように感じます。

シンガポールのインフレ率
インドのインフレ率

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