現在進めているお仕事は、既に亡くなられた方の遺産について「相続関係説明図」を作成し、遺産分割協議書の作成をサポートするというものです。

所有者がなくなられてから比較的に時間が経過していない場合には、ある程度スムーズに作成が進んでいきますが、所有者がなくなられてから時間が経過している場合や、手続きが忘れられてしまっている場合には、なかなかそうはいかない場合もあります。

公務員として都市計画事業の仕事をしていた時には、買収予定地に多くの相続登記がなされていない土地があり、中には江戸時代末期に生まれた所有者の名義の土地もあったりして、10名以上の法定相続人にお集まりいただいて遺産分割協議をしていただいたこともあります。
特に田んぼや畑は相続登記がされていない場合が少なくなく、法定相続人の方々も自らが相続人という意識がない場合多いため、なおさら遺産分割協議をするのは大変です。

土地や建物の相続に関して言えば、相続手続きは早ければ早い方が良く、時間が経つほど、相続関係人が増え、権利関係が複雑になっていきます。
たとえ土地や建物が活用できる状態であっても、権利関係が複雑で、相続登記がなされていない物件では売買をすることも難しく、手をつけられずに朽ちてしまうことにも繫がっていきます。

現在、空き家の問題がクローズアップされていますが、この問題は人口減少の問題だけではなく、所有者の不在や権利関係が複雑で放置されている物件が多いことが、より一層問題になってきています。

物件の有効活用や相続対策という観点から考えた場合、できるだけ速やかに遺産分割協議を行い、相続登記を完了させることが、空き家問題の対策として重要です。
もし、現在所有されている土地や建物の相続登記が出来ていない方は速やかに手続きを進められることをおすすめします。

確定拠出年金や相続手続き、遺言に関するご相談は、アドバンス経営法務事務所にお気軽にお問い合わせください。

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