FPフェアで感じたこと
先週は福岡で開催された年に一度のFPフェアに参加し、多くのフィナンシャルプランナーの方々と情報交換をしてきました。
今回の帰国は消費税が8%に上がってからでは初めての日本滞在でしたので、飲食店などでの支払い時に、一瞬ですが請求金額が間違いではないかと感じることがありました。それだけ8%のインパクトは大きいということだと思います。これがもし来年の10月から10%に上がることになれば、かなりの負担感を感じるのではないでしょうか。国会でも安倍首相が実質賃金の低下について民主党の前原議員から突っ込まれていましたが、消費税と円安の影響で消費者物価がかなり上がっていますので、肌で感じる負担感はかなり増しているのだと思います。
FPフェアでは、一般の方が参加できるセミナーがいくつかあったのですが、資産運用に関するものはどれも盛況で立ち見の方も出るほどでした。やはり物価上昇と円安が同時に進んでいる状況の中で、多くの方が本気で資産運用を考えはじめたのを感じます。
これまでのデフレ状況下では特に資産運用をしなくても預金の価値が下がることはありませんでした。しかし、インフレが進行していく中では、資産運用をしなければ資産を保全することが難しい時代です。資産運用と聞くと難しいイメージを持たれる方が多いのですが、しっかりと理解をすればそんなに難しいことではありません。簡単に説明すると、もし1年前に円をドルに換金していれば、今頃、その価値は1割上がっているのです。それが出来たか出来なかったかで結果は大きく違ってくるのです。
資産運用の成功のためにはまずは投資の経験を積むことが重要です。しかし、なかなか上手くいかないのも事実です。まずは最初は少額でも始めてみることが重要だと思います。私もファイナンシャルプランナーとして、初めて投資をされる方々のお役に立てるようにこれまで以上にサポートしていきたいと思います。