日本FP協会のセミナーで「iDeCo」のお話をします

ファイナンシャルプランナー@CFPの永柄正智です。

現在、私はシンガポールと日本の両方でFPの仕事をしています。その理由は、シンガポールの金融事情に精通しているだけでは適切なアドバイスが出来ないからです。
シンガポールの金融知識と共に、日本の税制や社会保障制度などにも精通していなければ、シンガポールのクライアントに対しても、日本のクライアントに対しても適切なアドバイスは出来ません。

日本企業で勤務されてシンガポールに駐在されている方は、いずれ数年後には日本に戻られると思います。そのような方々は、企業型の確定拠出年金を継続されている方もおられますが、運用内容の検討をしないままに、ほったらかしの方が多いのが現状です。

確定拠出年金制度は、「積立投資」そのものなのですが、掛金を預金や元本確保型の保険商品などで運用されている方が全体の6割以上で、そのような方は「長期積立分散投資」のメリットをまったく享受できていない状態です

下の図をご覧ください。

投資を上手く活用できているアメリカと、出来ていない日本の家計金融資産の増え方を比較したものです。ご覧のとおり、運用リターンの差は歴然です。

なにも「投機」を勧めるつもりはありませんが、投資やリスクについてしっかりと理解し、資産運用を行うことは、もはや避けて通れない時代となっています。富める者と富まざる者の差は広がっていくばかりです。それが現実です。

日本では、老後の公的年金の給付額が減っていくのは自明となっており、自分自身で老後を支えてもらうために確定拠出年金制度〔iDeCo(個人型確定拠出年金)〕が大幅に拡充されました。日本の政府としては、公的年金以外で「自分年金」を作ってもらうことを国民に期待しているのです。

今年から大幅に拡充された確定拠出年金は、税制優遇という面において、日本で資産運用をする場合には最も優れた制度です。投資初心者の方々にも、そのことをしっかりと理解していただきたいと思います。


さて、7月に日本FP協会広島支部主催のフォーラムで、「40代までに始めたい老後の資産づくり」と題して、講師をさせていただきます。

老後の生活資金の準備のために「iDeCo」を活用する意義や、制度の内容、加入した場合に必要となる「資産運用の基礎知識」について、わかりやすくお話しをさせていただきます。

確定拠出年金や資産運用などにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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